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喉のお悩み、そのほか

症状別|耳鼻咽喉科で診る主な病気

顔面神経麻痺

顔面神経麻痺は、顔の片側が動かなくなる病気で、笑顔を作れない、目を閉じにくい、口角が下がるといった症状が現れます。最も多い原因はウイルス感染によるベル麻痺ですが、帯状疱疹や腫瘍、外傷、脳梗塞などでも生じることがあります。発症から七十二時間以内に治療を開始することが予後を大きく左右します。

詳しくは以下のページをご確認ください。

顔面神経麻痺について

嗄声(声がかれる)

嗄声の原因には、

  • 声帯炎・声帯ポリープ
  • 声帯麻痺
  • 喉頭がんなどの腫瘍性疾患

が含まれます。

3週間以上続く声枯れは要注意。耳鼻咽喉科では喉頭内視鏡で声帯を直接観察し、原因を正確に診断します。

声帯炎・声帯ポリープ

声帯炎は、風邪やウイルス感染、過度な発声、喫煙などが原因で声帯に炎症が起こる疾患です。声枯れや喉の違和感、声を出すと疲れやすいといった症状がみられ、炎症が長引くと声帯ポリープの発症につながることもあります。

声帯ポリープは、声の酷使や咳の繰り返しによって声帯にできる良性の腫瘍です。最も多い症状は嗄声、いわゆる声枯れで、声が出にくくなったり高音が出なくなったりします。職業的に声を多く使う方に多くみられるため、早めの対応が求められます。

当院では喉頭内視鏡で声帯の状態を直接観察し、ポリープの有無や大きさ、声帯の振動の状態、炎症の程度を確認します。治療はまず保存療法を行い、声の安静、薬物治療、吸入療法などで改善を図ります。改善が不十分な場合には、全身麻酔下でポリープを切除する手術が必要になる場合もあります。声のかすれが三週間以上続く場合は、早めの受診が勧められます。

声帯麻痺/反回神経麻痺

声帯麻痺は、声帯を動かす反回神経が障害されることで、声帯が十分に動かなくなる状態です。主な症状は、息が漏れるようなかすれ声(ハスキーボイス)、声が弱くなる、長く話すと疲れやすいなどです。

反回神経は、脳から胸部(心臓付近)まで下りた後に再び喉へ戻るという非常に長い経路を通るため、原因は喉そのものに限りません。甲状腺・食道・肺・心臓周辺の病気や腫瘍、手術後の影響などが原因となることもあり、声帯麻痺が見つかった場合は原因検索が重要です。

また、声帯がしっかり閉じないことで、飲食物が気管に入りやすくなり、誤嚥や誤嚥性肺炎を引き起こすリスクがあります。特に高齢の方で「食事中によくむせる」「水分で咳き込む」といった症状がある場合は注意が必要です。

治療は経過観察、薬物治療を基本とし、症状が強い場合には高度医療機関と連携しながら声の改善と誤嚥予防を図ります。

声帯腫瘍(喉頭がんなど)

声帯腫瘍には良性と悪性があり、悪性の場合は喉頭がんに分類されます。声帯腫瘍の特徴は、初期から声の変化が現れやすい点です。主な症状は、声枯れが長期間続く、ガラガラした声になる、声が割れる・低くなるなどです。

風邪による声枯れは通常1〜2週間で改善しますが、2週間〜1か月以上続く場合や、徐々に悪化する場合は注意が必要です。初期の喉頭がんでは痛みや飲み込みにくさがほとんど出ないことも多く、「痛くないから大丈夫」と判断するのは危険です。

特に喫煙歴のある方では発症リスクが高く、粗造性嗄声(ガラガラ声)が続く場合は、早めの耳鼻咽喉科受診と内視鏡検査が推奨されます。

声枯れが続く場合は放置せず、早期検査が重要です。

舌の症状

舌の症状には、

  • 舌痛症
  • 口内炎
  • 舌腫瘍(舌がん)
  • 味覚障害

などがあります。

「治らない口内炎」「硬いしこり」「味が分からない」は精密な診察が必要です。耳鼻咽喉科では視診・触診・必要に応じて生検を行い、重大な病気を見逃しません。舌の痛み、しこり、違和感は耳鼻咽喉科へご相談ください。

舌痛症

舌痛症は、舌にヒリヒリ、ピリピリといった灼熱感が続く病気です。外見上はほとんど異常がないのが特徴で、午後から夕方にかけて症状が強くなることがあります。原因は複雑で、ストレスや自律神経の乱れ、ドライマウス、鉄やビタミンB12の不足、薬の副作用、さらには噛み合わせや義歯の不適合などが関係しています。

当院では口腔内の診察や血液検査での評価も行います。治療は生活指導や栄養補充、口腔乾燥の改善を中心に行い、場合によっては心理的サポートや薬物療法を組み合わせます。長引く痛みは日常生活に大きな影響を与えるため、自己判断せず受診して原因を探ることが大切です。

舌腫瘍/舌がん

舌がんは、舌に発生する悪性腫瘍で、初期には治らない口内炎や硬いしこりとして気付かれることが多い病気です。進行すると舌の痛みが強まり、出血や潰瘍が目立つようになり、発音のしづらさや嚥下障害が出てきます。主な危険因子は喫煙や飲酒で、慢性的な刺激も発症に関わります。

当院では舌や口腔内の詳細な診察を行います。また地域の高度医療機関と連携して、異常があれば生検を実施し、必要に応じてCTやMRIなどで病変の広がりや転移の有無を評価します。治療は進行度によって異なり、早期のものでは舌部分切除や放射線治療が選択され、進行した場合には舌の広範切除と再建手術、さらには化学放射線療法が行われます。嚥下や発声のリハビリも治療の一部として重要であり、日常生活への影響を少なくするために早期発見が欠かせません。

味覚異常

味覚障害は、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味といった味を感じにくくなる病気で、食欲低下や栄養不良につながることがあります。原因は亜鉛不足や薬の副作用、加齢、鼻や口腔の病気、ウイルス感染後の後遺症など多岐にわたります。

当院では問診や診察に加え、血液検査を行います。治療は原因に応じて行い、亜鉛の補充、薬剤の調整、鼻炎や副鼻腔炎の治療、ドライマウスの対策などを行います。症状が長引く場合や、食事に大きな支障をきたしている場合は、早めに受診することが大切です。

口内炎

口内炎は、口の中の粘膜に炎症や潰瘍が生じ、強い痛みを伴う病気です。食事や会話の際にしみるような不快感が出ることが多く、日常生活に支障をきたします。

原因としては、ストレスや疲労、睡眠不足、鉄やビタミンB群、亜鉛の不足といった栄養面の問題に加え、歯や入れ歯の刺激、さらにはウイルスや真菌の感染も挙げられます。

当院では、まず口の中を診察し、必要に応じて血液検査を行い、治りにくい場合には生検で腫瘍性の病気を除外します。治療は、軟膏やうがい薬を用いて炎症を抑えるほか、真菌が原因であれば抗真菌薬、ウイルスが関与していれば抗ウイルス薬を使用します。二週間以上改善がみられない場合や、繰り返し口内炎ができる場合は、全身疾患やがんの可能性も否定できないため、早めの受診が大切です。

咽頭異和感(のどの違和感・つかえ感)

咽頭異常感は「のどに何かがつかえている」「常に違和感がある」といった症状を指します。痛みや発熱がないことが多いため軽視されがちですが、逆流性食道炎や慢性咽頭炎、鼻の後ろからの分泌物、ストレスや自律神経の乱れ、さらには甲状腺腫瘍や咽頭がんなど多様な原因が考えられます。

当院ではまず鼻咽喉ファイバーでの観察を行い、甲状腺や頸部リンパ節を触診します。また、専門病院と連携して必要に応じて超音波やCT検査を行います。治療は生活習慣の改善や逆流の治療、鼻炎治療、ストレス対策など原因に応じて行います。違和感が長引く場合や、体重減少や嚥下障害、嗄声が伴う場合には早期に受診することが重要です。

咽頭痛(のどの痛み)

咽頭痛の原因には、

  • 急性扁桃炎
  • 喉頭炎

があり、特に

  • 喉頭浮腫(呼吸困難)
  • 扁桃周囲膿瘍

には注意が必要です。痛みが強い・飲み込めない・高熱が続く場合は、早急な耳鼻科受診が必要です。

頸部腫脹(首のしこり・腫れ)

良性から悪性まで幅広く鑑別が必要

首の腫れには、

  • 唾液腺腫瘍
  • 頸部のう胞
  • 頸部リンパ節腫脹
  • 甲状腺疾患
  • 唾石症
  • 悪性腫瘍

などが含まれます。

耳鼻咽喉科では触診・超音波・画像検査を用いて原因を評価し、必要に応じて専門機関と連携します。「痛くないから大丈夫」は危険です。

唾液腺腫瘍

唾液腺腫瘍は、耳下腺・顎下腺・舌下腺などの唾液腺に発生する腫瘍です。多くは良性ですが、一部には悪性腫瘍が含まれるため注意が必要です。主な症状は、耳の下や顎の下に触れるしこりやふくらみで、痛みを伴わないこともあります。

当院ではまず触診や視診を行い、唾液腺腫瘍が疑われる場合には、超音波検査や画像検査などの、詳しい評価を行います。腫れが徐々に大きくなる、硬さが増すといった変化がある場合は、早めの受診がおすすめです。

頚部嚢胞(頚部のう胞)

頚部嚢胞は、首にできる袋状の病変で、生まれつきのものや炎症に伴って生じるものがあります。首の柔らかいできものやふくらみとして気づかれることが多く、感染を起こすと痛みや赤み、発熱を伴う場合があります。

診察ではまず視診・触診を行い、頚部嚢胞が疑われる場合には、超音波検査や画像検査などで、診断を進めます。腫れを繰り返す場合や大きくなる場合は、専門医療機関での治療が必要となることがあります。

悪性腫瘍(頭頚部がんなど)

首のしこりの原因として、頭頚部がんや転移性リンパ節腫脹などの悪性腫瘍が隠れていることがあります。硬く動きにくい、痛みがないまま大きくなる、短期間で増大するといった特徴がみられる場合は注意が必要です。

当院では耳鼻咽喉科としての初期評価を行い、悪性疾患が疑われる場合には、CT・MRI検査や細胞診などが実施可能な専門医療機関へ速やかにご紹介します。早期に適切な医療機関につなぐことが、治療成績の向上につながります。

頚部リンパ節腫脹

頚部リンパ節腫脹は、感染症による一時的な腫れから、腫瘍性疾患まで原因はさまざまです。風邪などによる場合は、押すと痛い、発熱を伴うことが多く、経過とともに改善します。

一方、痛みがなく2週間以上続く腫れや、徐々に大きくなる場合は、注意が必要です。当院での診察後、必要に応じて画像検査が可能な医療機関へ紹介し、精密検査を行います。気になる首のしこりがある場合は、早めの受診をおすすめします。

甲状腺疾患

甲状腺疾患では、首の前側の腫れやしこり、飲み込みにくさ、声枯れなどの症状がみられることがあります。

当院では触診を中心に評価を行い、甲状腺疾患が疑われる場合には、超音波検査や血液検査などを行います。甲状腺の腫れに気づいた場合は、放置せず早めの受診が安心につながります。

唾石症

唾石症は、唾液腺や唾液の通り道に石ができる病気で、顎下腺に多くみられます。食事の際に顎の下が腫れて痛むのが特徴的な症状です。

当院では症状や触診所見から唾石症を疑い、必要に応じて画像検査を行い、石の大きさや位置を確認します。症状を繰り返す場合は、専門的な治療が必要になることがあります。

ご相談の多い症状・病気

扁桃炎

扁桃炎は、のどの奥にある扁桃腺に細菌やウイルスが感染し、炎症を起こす病気です。強いのどの痛みや高熱が特徴で、飲み込みが難しくなるため水分すら摂れなくなることがあります。場合によっては膿がたまり、扁桃周囲膿瘍へと進展することもあり、重症化すると呼吸困難を引き起こす危険があります。

当院では視診で腫れや白苔の有無を確認し、迅速検査で溶連菌の有無を調べ、血液検査で炎症の強さを評価します。治療は抗菌薬や解熱剤を中心に行い、重症例では排膿処置や入院加療が必要になる場合もあります。急性扁桃炎を繰り返す場合には、耳鼻咽喉科での扁桃摘出術を検討することもあります。高熱や強い咽頭痛で水分も取れないときは早めの受診が望まれます。

喉頭炎(喉頭浮腫)

喉頭炎は、声帯を含む喉頭に炎症が起こる疾患で、重症化すると喉頭浮腫と呼ばれる強い腫れを伴うことがあります。主な症状は、声枯れ、喉の痛み、飲み込みにくさ、息苦しさなどです。

原因としては、風邪などのウイルス・細菌感染、声の使いすぎ、喫煙、アレルギー反応などが挙げられます。当院では問診や視診に加え、必要に応じて喉頭ファイバースコープを用いて喉頭の状態を観察し、炎症や腫れの程度を評価します。

喉頭浮腫は、急激に腫れが進行し、呼吸がしづらくなることで窒息に至る可能性がある疾患です。特に、急激な呼吸困難、ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音(喘鳴)が出現した場合は緊急性が高く、救急受診が必要となります。

症状が軽度の場合は、薬物治療や声の安静などの保存的治療を行いますが、腫れが強い場合や呼吸状態に不安があると判断した場合には、入院管理や点滴治療が可能な提携医療機関へ速やかにご紹介します。声枯れに加えて息苦しさがある場合は、早めの受診がおすすめです。

扁桃周囲膿瘍

扁桃周囲膿瘍は、扁桃炎が進行し、扁桃の周囲に膿がたまる重い感染症です。強い喉の痛み、発熱、口が開きにくい(開口障害)、飲み込みにくさ、声がこもるといった症状がみられ、多くは片側の喉の痛みが強くなるのが特徴です。

扁桃炎の段階でも、痛みが強い・発熱が続く・症状が悪化している場合は、早めの受診が重要です。適切な治療が遅れると、扁桃周囲膿瘍へ進行することがあります。

扁桃周囲膿瘍が進行すると、気道が狭くなり呼吸困難をきたすことがあります。特に、息苦しさ、よだれが多い、飲み物がほとんど飲めないといった症状がある場合は緊急性が高い状態です。

当院では問診や口腔内診察を行い、扁桃周囲膿瘍が疑われる場合には、抗菌薬治療や切開排膿、点滴治療が可能な提携医療機関へ速やかにご紹介します。状態によっては入院管理が必要になることもあります。

喉頭がん

喉頭がんは、声帯やその周囲に発生する悪性腫瘍で、最も多い初期症状は嗄声です。三週間以上続く声のかすれは喉頭がんの可能性があり、精密検査が必要となります。進行すると飲み込みのしづらさ、血痰、呼吸困難なども出現します。大きな危険因子は喫煙と飲酒です。
当院では喉頭内視鏡を用いて腫瘍の有無を確認し、異常が見られれば生検を行います。また、専門病院と連携してCTやMRIを用いて病期の評価を行います。治療法は進行度や部位によって異なり、早期であれば放射線治療や部分切除で声を温存できる場合がありますが、進行例では全摘手術が必要になることもあります。音声再建やリハビリも治療の一部ですので、早期発見・早期治療が重要です。

よくあるご質問(FAQ)

のどの違和感や声枯れはどのくらい続いたら受診すべきですか?

風邪や一時的な炎症で声がかれることやのどの違和感はよくありますが、通常は1〜2週間で回復します。その後も長期間続く場合は他の疾患が隠れていることがあります。当院では、鼻咽喉内視鏡や血液検査などを行い、必要に応じて専門的な検査へとつなげていきます。気になる症状が続く場合には、早めに受診されることで安心につながります。

口内炎は自然に治りますか?

軽い口内炎は1〜2週間ほどで自然に治ることが多いですが、なかなか治らない場合や繰り返し発症する場合には、栄養不足やストレス、免疫低下などが背景にあることもあります。さらに、口内炎の形が不規則で硬いしこりを伴う場合は、舌がんなどの腫瘍性疾患の初期症状である可能性も否定できません。当院では、口腔内の状態を確認するとともに、必要に応じて血液検査や生検を行い、原因を特定します。自己判断で様子を見るのではなく、長引く場合は医療機関を受診することが安心につながります。

扁桃炎と風邪ののどの痛みはどう違いますか?

扁桃炎は、のどの奥にある扁桃腺が細菌やウイルスによって炎症を起こす病気で、強いのどの痛みや高熱、扁桃の白い膿が特徴です。一方で、一般的な風邪では軽度ののどの痛みや微熱が多く、症状が比較的軽く済むことが多いです。ただし症状だけで判断するのは難しく、扁桃炎が重症化すると膿がたまって扁桃周囲膿瘍を形成し、呼吸や嚥下に影響することがあります。当院では迅速検査や血液検査で正確に診断し、必要な抗菌薬や解熱薬を使用します。強いのどの痛みや高熱がある場合には、早めの受診をおすすめします。

舌がんや喉頭がんはどんな症状から気づくことが多いですか?

舌がんは「治らない口内炎」や「硬いしこり」として気付かれることが多く、進行すると強い痛みや出血、話しづらさ、食事のしづらさが現れます。喉頭がんの初期症状で最も多いのは嗄声(声枯れ)で、風邪のあとも声が長期間改善しないときは注意が必要です。これらのがんは早期発見・早期治療で予後が大きく変わります。当院では、異常が疑われる場合には速やかに内視鏡や生検を行い、必要に応じてCTやMRIで詳しく評価します。早期に治療を開始することで、声や嚥下といった機能をできるだけ温存することができます。

顔面神経麻痺は自然に治りますか?

顔面神経麻痺の多くは、ウイルス感染によるもので、適切な治療を行えば数週間から数か月で回復するケースが多いです。ただし、発症から1週間以内に(可能ならば72時間以内)にステロイドや抗ウイルス薬などの治療を開始することが予後に非常に重要とされています。治療が遅れると後遺症が残る可能性もあるため、顔の動きに異常を感じたら早めに受診してください。当院では診察や血液検査を行い、必要に応じてMRIなどの精密検査を実施し、専門機関と連携しながら治療を行います。

味覚障害は加齢によるものですか?

確かに加齢とともに味覚が鈍くなることはありますが、それ以外にもさまざまな原因があります。代表的なものとしては亜鉛不足や鉄欠乏、薬の副作用、ウイルス感染後の後遺症、鼻や口の病気などが挙げられます。これらは原因を特定して治療することで改善する可能性があります。加齢だから仕方がないと考えるのではなく、まずは原因を調べてみることが大切です。

舌痛症はどんな治療をするのですか?

舌痛症は舌にヒリヒリ、ピリピリとした痛みや灼熱感が持続する病気で、外見上は異常が見られないのが特徴です。原因はストレスや自律神経の乱れ、栄養不足、口腔乾燥、薬の副作用などが複雑に関与しており、患者さんによって異なります。治療は生活習慣の改善、栄養補充、ドライマウスへの対処などを中心に行い、場合によっては少量の薬物療法や心理的サポートを組み合わせます。長引く舌の痛みは生活の質を大きく下げるため、自己判断せず医療機関での診察を受けることをおすすめします。

のどの違和感はストレスが原因になることもありますか?

はい、強いストレスや自律神経の乱れは、のどの違和感や「つかえ感」を引き起こすことがあります。これは「咽喉頭異常感症」と呼ばれることもあります。ただし、同じような症状でも逆流性食道炎やアレルギー、さらには腫瘍性の病気が隠れている場合もあります。当院ではまず内視鏡でのどの状態を確認し、必要に応じて超音波検査や画像検査を行います。ストレスが要因であっても、医学的に危険な病気がないと分かることで症状が和らぐ方も少なくありません。安心のためにも、症状が長引くときは一度ご相談ください。

検査や治療は保険が使えますか?

多くの検査や治療は健康保険の対象となります。例えば内視鏡検査や血液検査、抗菌薬や抗ウイルス薬の処方などは原則として保険が適用されます。ただし、治療の内容や患者さんの年齢、所得によって自己負担額は異なります。当院では、検査や治療の前に費用の目安をご説明し、安心して診療を受けていただけるよう配慮しています。ご不安な点がありましたら、受診の際にお気軽にお尋ねください。